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クロードコードを分身に育てた一日

今日は朝から夜まで、ずっとクロードコード(Claude Code)と向き合っていました。これはその記録。

結論から書いておくと、今日一日で「私の分身」と呼べる存在が、自分のMacの中に立ち上がりました。HP・LP制作の受注に向けて私の判断軸を覚えてくれて、ブログ自動投稿の仕組みまで完成。何ならこの記事自体、その分身が私のWordPressに下書きしてくれたものを公開しています。

ただ、ここまで来るのに本当にいろんな初体験があった。Macのターミナルを初めて開いた瞬間から、パスワードを世に出しちゃって慌てて無効化した瞬間まで、未来の私が読み返した時に「あの頃の自分、頑張ってたな」と思えるように、順番に書いておきます。

## 今日やったことの全体像

ざっくり言うとこんな感じです。

– クロードコードという、ターミナルで動くAIツールをMacに入れた
– そのAIに、私の人格・判断軸・仕事の型を覚えさせた
– HP・LP制作用の「分身」と、ブログ投稿用の「分身」を別々に作った
– WordPressに自動で記事を下書き投稿できる仕組みを作った

文字にすると4行なんだけど、実際は何度も詰まって、何度も助けてもらって、ようやくここまでたどり着きました。

## クロードコードって何?普通のClaudeと何が違うの?

まず私はずっと、Claudeのデスクトップアプリ(白い画面のチャットアプリ)を使ってました。質問したり、文章を考えてもらったり、相談相手みたいに使うアレです。

クロードコードはそれとは別物で、ターミナルという黒い画面で動くAI。一番の違いは、ファイルを実際に作ったり、コードを書いたり、私のMacの中で「手を動かして」くれるところ。

例えるなら、デスクトップ版のClaudeが「相談に乗ってくれるコンサルタント」だとしたら、クロードコードは「実際に手を動かしてくれるスタッフ」みたいなイメージ。両方使い分けるのが正解らしい。

そして決定的に違うのが、「CLAUDE.md」というファイルに記憶を保存できること。これがあるから、毎回ゼロから説明しなくても、私のことを覚えた状態で立ち上がってくれる。これが「分身を育てる」の正体でした。

## 最初の難関、ターミナルが分からない

まずインストールするには、ターミナルというMacの標準アプリを開く必要がありました。これがもう、私にとっては未知の世界。

Macには最初から入っているアプリで、⌘+スペースで検索して「ターミナル」と打てば出てきます。黒い背景に文字を打ち込んで、コマンドでMacを操作する世界。

開いただけで「自分、何やってるんだろう」とちょっと笑える。サロンの予約管理画面とは全然別の世界が、自分のMacの中にありました。

最初に試したコマンドは `claude –version`。これでクロードコードのバージョンが表示されるはずだったんだけど、当然「コマンドが見つからない」と返ってきた。まだ入れてないから当たり前なんだけど、この時点では「壊した?」と一瞬不安になりました。

## Node.jsとnpmって何?という疑問

クロードコードを入れるには、その前にNode.jsというものが必要でした。

これも初耳で、調べてみると「JavaScriptというプログラミング言語を、Macの中で動かせるようにする土台」みたいなもの。よく分からないけど、これが入ってないとクロードコードが動かないらしい。

Node.jsの公式サイトから「macOSインストーラー(.pkg)」をダウンロードして、ダブルクリックでインストール。これは比較的すんなりいきました。

`node –version` でバージョンが表示されたら成功。`v24.15.0` と出てきて、最初の小さな達成感。

## 権限エラーで詰まる

Node.jsが入ったので、いよいよクロードコード本体をインストール。

“`
npm install -g @anthropic-ai/claude-code
“`

このコマンドを打ったら、赤い文字で「EACCES」というエラーがズラズラ出てきた。一瞬「壊した!」と焦ったんだけど、これは「権限がないから書き込めません」というMacの安全機能でした。

解決策は、コマンドの先頭に `sudo` を付けるだけ。これで「管理者として実行」になる。

“`
sudo npm install -g @anthropic-ai/claude-code
“`

パスワード(Macのログインパスワード)を聞かれるんだけど、打ち込んでも画面に何も表示されない仕様で、これも「壊れた?」と思った。でも実際はちゃんと入力されていて、Enterを押したらインストールが進みました。

セキュリティのために、わざと画面に何も出さないんだそう。慣れてないと不安になるけど、これも仕様。

`claude –version` で `2.1.141 (Claude Code)` と表示された瞬間、ようやくスタートラインに立てた気がしました。

## いよいよクロードコード起動

`claude` と打ってEnter。

画面が切り替わって、可愛いロボットのキャラと一緒に「Welcome back 高品 覚!」と表示された。これは結構感動しました。

「Sonnet 4.6」「Claude Pro」「私のメールアドレス」が表示されて、ちゃんと私のアカウントで動いている。

ただ、最初に「Accessing workspace: /Users/user」というメッセージが出て、「このフォルダ信用していい?」と聞かれた。ここは「No」を選んで、専用の作業フォルダを作ることにしました。

“`
mkdir -p ~/work/claude-base
cd ~/work/claude-base
claude
“`

これでホームフォルダ直下ではなく、専用の作業フォルダの中でクロードコードが立ち上がる。

## CLAUDE.mdという「分身の脳みそ」

ここからが本番。

クロードコードには「CLAUDE.md」というファイルに私の情報を書いておくと、毎回起動時にそれを読み込んでくれる仕組みがあります。これが「分身を育てる」の核心。

私の場合、まず全プロジェクト共通の「人格層」として、`~/.claude/CLAUDE.md` に以下を書きました。

– 名前、生年月日、家族構成
– 美容室経営9年目で、副業としてHP・LP制作を始める予定
– 1年目に勢いで独立して痛い目を見た経験から「学びと経験を積み重ねること」を大事にしている
– 「結論を先に」「小学校6年生でも分かるように」答えてほしい
– 専門用語が出てきたら補足してほしい
– ファイル作成や大きな変更の前には要点を1〜2行で確認してほしい

これを書いた後にクロードコードに話しかけると、本当に私の判断軸を踏まえた返事をしてくれるようになった。

たとえば「私のこと知ってる?」と聞くと、ちゃんと「美容室経営者で…」と返ってくる。当たり前のことなんだけど、これがすごく嬉しかったです。

## HP・LP制作用の「専門家」を育てる

次に作ったのが、HP・LP制作用のCLAUDE.md。これは `~/work/wp-projects/CLAUDE.md` に保存。

ここには、私が仕事で大事にしている軸を書き込みました。

– WordPressテーマはSWELLを使う
– LPの構成は「ファーストビュー → 良い未来の提示(軽くジャブ) → こんなお悩みありませんか → 3つの解決策 → 実際の流れ → 実績・証拠 → 料金 → FAQ → CTA」をベースに、案件によって変える
– コピーは読者の未来を主語にして、数字を使って、煽らない
– デザインの好みは押し付けない。クライアントとターゲットに合わせる
– ただし「読みやすさ」「信頼感」「スマホでの見やすさ」は絶対守る
– 美容室経営で培った「お客様に合わせて提案する」スキルを活かす
– クライアント選定は「勝たせられる確信」×「価値を認めてくれる」の2軸で判断する

これを書いている途中で、AIから「美容師のカウンセリングと同じスキルがWeb制作にも活きますね」と言われて、確かにそうだなと気づいた。

カットの相談に来たお客様に、髪質や骨格や生活習慣を聞いて提案するのと、HP制作のヒアリングは構造が同じなんですよね。これは他のWeb制作者にはない私の強みなので、CLAUDE.mdにもしっかり書いておきました。

## ブログ投稿用の「分身」もう一人

そして今この記事を書いている、ブログ投稿用の分身。

`~/work/blog-lucalltakashina/CLAUDE.md` に、書き方の好みや投稿フローを記録しました。

– 「です・ます」基調、煽らない
– 一人称は「私」
– 失敗談も正直に書く
– 専門用語は初出で一言補足、小学校5年生でも分かるように
– 1記事3000〜6000字くらい
– 結論は最初と最後に書く
– 投稿は必ず下書きにして、WordPress管理画面で確認してから公開する

これを基に、WordPressに記事を自動投稿するスクリプト(post_draft.py)も作ってもらいました。

## パスワードを世に出しちゃった事件

ここで、今日一番のポカポカエピソード。

WordPressの「アプリケーションパスワード」という、プログラムから投稿するための専用パスワードを発行する必要があった。これを `.env` というファイルに書き込む作業で、途中でスクショを撮って確認してもらおうとしたんだけど、そのスクショに思いっきりパスワードが映ってしまっていた。

指摘されて気づいて、慌てて該当のパスワードを無効化、新しいパスワードを発行し直しました。やらかした。

幸い、Application Passwordという仕組みは「漏れても1分で無効化&再発行できる」設計になっていたので、被害ゼロで済んだ。

学びとしては、

– パスワードは絶対にチャットやスクショに残さない
– `.env` ファイルというものは、その「漏れない置き場所」として存在している
– 万が一漏れた時のための、即無効化の手順は覚えておくべき

ということ。プロのエンジニアでも一度は通る道、らしいです。気づいた瞬間に対処できればOK、ということで、自分を責めずに先に進みました。

## テスト投稿、成功!

すべての準備が整って、いよいよテスト投稿。

“`
python3 post_draft.py “テスト投稿” “これはテストです”
“`

これを実行すると、画面に「成功しました。」の文字。そしてWordPress管理画面のURLが表示された。

そのURLを開くと、確かに「テスト投稿」というタイトルの下書きが、ちゃんとWordPressに作られていた。

ターミナルから、自分のWordPressに記事が投稿される。当たり前のことのはずなのに、初めて見た時は本当に感動しました。

## 今日一日でできるようになったこと

– ターミナルでMacを操作できる
– Node.jsとPythonが何のためにあるか分かる
– クロードコードを起動して、対話できる
– CLAUDE.mdに自分の判断軸を書いて、分身を育てられる
– WordPressにターミナルから記事を投稿できる
– `.env` ファイルでパスワードを安全に管理できる
– パスワードを漏らさない/漏れたら無効化する作法を知っている

朝の私は、これらのうち一つもできなかった。

## 振り返って思うこと

正直、AIに何かをやってもらうって、もっと「魔法みたい」なものだと思ってたんですよ。

でも実際は、自分の判断軸を言語化して、それを文章でAIに渡して、何度も対話して、ようやく「分身」になっていくものだった。これは魔法じゃなくて、教育に近い。

そして気づいたのは、私の場合「教えるネタ」は山ほどあるということ。

美容室経営9年で培ってきた、お客様への接し方。LPの売れる型。失敗から学んだクライアント選びの基準。デザインに対するスタンス。これら全部、今までは私の頭の中にしかなかった。それが今日、初めて文字になって、ファイルになって、分身に渡された。

これ、私だけじゃなくて、現場で長くやってきた人全員が持っている資産だと思うんですよね。職人として、経営者として、長年積み重ねてきた判断軸。これをAIに教えていけば、自分の分身が出来上がる。

純資産1億円、毎月100万円の自動収入の仕組み化、という私の目標がある。今日やったことは、そこに直結している気がしました。自分一人で動ける時間は限られているけど、分身が増えていけば、自分一人の時間以上の仕事ができる。

そういう未来の入り口に、今日立った気がします。

## これからやること

今日はここまでで力尽きるけど、これから育てていきたいこと。

– ブログ投稿スクリプトに、本文をファイルから読み込む機能を追加する
– HTMLで見出しや太字を入れられるようにする
– HP・LP制作の案件が入ったら、分身と一緒に進めてみる
– 案件をこなすたびに、CLAUDE.mdに学びを追記して、分身をどんどん賢くする

完璧を目指さない。実際に使いながら、毎回「これ言い直してるな」と思ったらCLAUDE.mdに書く。それの繰り返しで、3ヶ月後には「もう一人の私」がもっと完成しているはず。

## 結論

クロードコードは、AIに仕事を頼むツールというより、自分の判断軸を言語化して分身を育てるツールでした。

そして分身を育てるのに必要なのは、プログラミングのスキルじゃなくて、自分の仕事への向き合い方を言葉にする力だった。これは美容師としても経営者としても、ずっとやってきたこと。

朝はターミナルすら知らなかった私が、夜にはブログを自動投稿できるようになった。一日でこれだけ進めるなら、3ヶ月後、半年後、一年後の自分はどこにいるんだろう。

未来の自分が、この記事を読んで「あの頃は大変だったな、でもあそこからスタートしたんだよな」と笑ってくれることを願って。

今日も一歩、前に進めました。

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