トラ吉スタッフさんでも子どもでも、自分が経験していることなら答えを教えてあげた方が親切ではないでしょうか?
わざわざ本人に考えてもらう必要はありますか?



以前の私は、良かれと思って自分の答えを先に話すことが多かったと思います。
でも最近は、答えを言う前に「この人はどう考えているんだろう?」と聞いてみることを少し意識するようになりました。



8月25は、それをスタッフさんとのやり取りだけではなく、娘さんとの会話でも感じたんですね。
キャンプ帰りの休日を、そのまま振り返ってみます。
2026年8月25日は、前日から続いていたキャンプの2日目でした。特別な用事のない、普通の休日です。
朝の5時頃、テントの中でふと目が覚めて、スタッフさんから届いていた返信を確認しました。読んでみると、自分が伝えたつもりの内容と、相手が受け取っている内容の間に、少し認識の差があるように感じました。
以前の私なら、その場で「そういう意味ではなくて」とすぐ返していたかもしれません。でも今回は、すぐに答えを返すより、一度持ち帰って整理してから返した方がいいと判断しました。
そのあとは休日として、キャンプの朝を過ごし、片付けをして帰宅。夜は家族と過ごしながら、娘の将来の夢について話を聞く時間がありました。お酒を飲みながら聞いたその話が、単純に、思っていた以上に心に残る時間でした。
人のためを思うほど、自分の経験から「こうした方がいい」と答えを言いたくなります。でも8月25は、スタッフさんにも娘にも、まず相手が何を考えているのかを聞くことの大切さを感じました。答えを教えることより、本人が自分で考える時間を残すことも必要なのかもしれません。
キャンプ2日目の朝5時、まずスタッフさんの返信を読んだ
少し認識の差があるように感じた
朝5時頃、キャンプ場でスマホを開いて、スタッフさんからの返信を読みました。具体的な内容は書きませんが、自分が伝えたかったことと、相手が受け取っていた内容の間に、少しだけ認識のずれがあるように感じました。
大きなトラブルというわけではありません。ただ、そのままにしておくと、次のやり取りでさらにズレが広がる可能性があるな、と感じたのは覚えています。
すぐ返さず、一度考えることにした
ここで、以前の自分ならすぐに「そういう意味ではなくて」と返信していたかもしれません。しかし今回は、朝の時点ではあえて返事を送らないことにしました。
返す前に、自分は何を伝えたいのか、相手はどう受け取っているのか、どこにズレがありそうなのか。そこを整理してから返した方が、お互いの理解が近づくと思ったからです。
早く答えることより、お互いの認識が少しでも近づく答えを返すことの方が大切な場面もあると思いました。
仕事の返信を置いて、キャンプの朝へ戻った
お風呂とラーメン
返信を保留したあとは、休日としてキャンプの朝の時間へ戻りました。近くのお風呂へ行き、朝からラーメンを食べる、というかなり贅沢な時間の使い方をしました。
普段は営業日にできないタイプの過ごし方です。仕事のことを一秒も考えなかったとまでは言いません。ただ、頭のスイッチはある程度切り替えられていたように思います。
片付けをして帰宅
そのあとは、キャンプ道具を片付けて帰宅しました。テントサウナなど、そろそろ手放そうと思っていたものについても、この機会に整理を進めました。片付けそのものも、以前より段取りよくできたと感じます。
休日を休日として過ごす
今回、意識したかったのは、休日を「休むことも仕事」といった大きな言葉に変換しすぎないことです。キャンプ2日目の休日として、朝からゆっくり過ごし、帰ってきた。それだけの時間として、あえてそのまま扱いたいと思いました。



スタッフさんとの認識にズレを感じたなら、早めに説明して解消した方がいいのではないでしょうか?



早く話した方がいい場面もあると思います。
でも今回は、すぐ返すより一度整理した方がいい内容だと感じました。
自分の正しさを説明するより、まずどこで認識がズレているのかを考える時間を取りました。
帰宅後、娘が将来の夢を話してくれた
「会計士」という将来の夢
家に帰ってからは、家族と過ごす時間になりました。その中で、娘が「会計士になりたい」という将来の夢について話してくれる場面がありました。
この夢が確定した進路である、というつもりで書いているのではありません。今の娘が興味を持っている一つの方向として、話してくれた、というくらいの受け止めです。
楽しそうに話す姿を見る
話しているときの娘は、少なくとも私から見ると、楽しそうな表情でした。細かい会話の内容までは正確に覚えていないので、そのまま引用することはできません。ただ、「今、この子はこういうことに興味があるんだな」と分かる時間だったのは確かです。
親として答えを教えるより、本人の考えを聞いてみた
自分の経験を先に話したくなる
子どもが将来の話をすると、親としては、どうしても自分の経験から何か言いたくなります。「その仕事はこういうところが大変」「こうした方が失敗しにくい」「自分が仕事をしてきて思うのは」というような話です。
経験を伝えること自体が悪いわけではありません。ただ、それを先に全部渡してしまうと、本人が自分で考える余地が減るようにも感じました。
質問しながら本人の考えを聞く
そこで今回は、できるだけ自分の答えを先に出さないようにしました。なぜその仕事に興味を持ったのか、どんなところが面白そうに見えているのか、といった方向で、本人の考えを聞く姿勢を意識しました。
実際に使った質問文まで正確に覚えているわけではないので、そこまで具体的な会話としては書けません。ただ、「大人の正解を渡す」より「本人が言葉にする時間を作る」ことを選んだのは確かです。
本人が考える時間を残す
相手が自分で言葉にしていく時間は、こちらが答えを言うより、たいてい少し長くなります。それでも、その時間の中で本人の中に何かが整理されていくのだとしたら、大人が急いで正解を渡す必要はないのかもしれないと感じました。
相手のためを思って答えを教えることと、相手自身が考える機会を残すことは別です。良かれと思うほど、自分の正解を押しつけていないか気をつけたいと思いました。
相手が失敗しないように答えを教えることより、自分で考えて自分なりの答えを作る時間を残す方が、その人のためになる場面もあるのかもしれません。
スタッフさんとの関わりも、少し同じなのかもしれない
経営者は答えを持っているつもりになりやすい
ここまで書きながら、朝のスタッフさんとのやり取りが少し頭に戻ってきました。経営者は、経験してきたぶん、どうしても「こうすればいい」という自分なりの答えを持っています。そして、それを早く伝えたくなります。
でも、朝の返信を保留したのも、夜に娘の話を聞いたのも、根っこの部分は同じかもしれません。まず相手の見えている景色を知ってから、自分の答えを渡すという順番です。
「聞く」と「全部任せる」は違う
もちろん、聞くことは、相手の言う通りに全部合わせることではありません。お店であれば、ルールやお客様への責任は、経営者として決めなければいけない部分があります。家庭でも、必要な場面では大人として伝えることはあります。
「聞く」と「全部任せる」は違います。相手の考えを知ったうえで、自分が伝えるべきことは伝える。その順番を意識したいです。



でも、経営者は最終的に判断する立場ですよね?
スタッフさん本人に考えてもらっていたら、遠回りになりませんか?



最終的に私が決めることはあります。
ルールやお客様への責任まで、全部本人任せにはできません。
ただ、答えを出す前に相手の考えを知っておくことで、伝え方や判断も変わると思っています。
【自店に置き換えて考える】
◆スタッフさんとの会話
・意見が違ったとき、すぐ自分の正しさを説明していませんか?
・相手がどう理解しているか確認していますか?
・相手がそう考えた理由を聞いていますか?
◆答えを教える前に
・その問題は本当にこちらが答えを出す必要がありますか?
・本人自身が考えられる部分はありませんか?
・ルールとして決める部分と、本人へ任せる部分を分けられていますか?
娘の夢を聞きながら飲んだ酒が、うまかった
経営の勉強ではなく、単純に楽しい時間
この日の夜は、家族と一緒に過ごしながら、お酒も少しいただきました。娘が将来の夢について話す時間を横で聞きながら、ゆっくりと飲むお酒は、普段より少しおいしく感じました。
これは飲酒をおすすめしているわけではありません。あくまで、この日の私にとって、家族と過ごす中で飲んだ一杯が、いつもよりおいしく感じられたという個人的な感想です。
家族・趣味・仕事がある今
8月25は、大きな売上を作った日でも、経営判断をした日でもありませんでした。でも、前日からキャンプを楽しみ、家に帰ればちゃんと家族がいて、娘の夢を聞ける時間がある。仕事についても、スタッフさんとの向き合い方をこうやって考えられる。
もちろん、いつもうまくいっているわけではありません。お金で失敗したこともあれば、休日にも仕事のことを考えすぎる日もあります。それでもこの日は、仕事・家族・趣味の全部が同じ一日の中にあることを、素直に幸せだと感じられました。
年商や店舗数を増やすことも目標ですが、それを追いかける途中で、家族と話したり、好きなことをしたり、今ある幸せを感じられなくなったら、私が作りたかった人生とは少し違うのだと思います。
未来の自分への経営メモ
最後に、8月25の休日から自分の中に残しておきたいことを、未来の自分へのメモとしてまとめておきます。普段よりも仕事の話は少なめです。それでいい日だったと思っています。
【未来の自分への経営メモ】
・認識のズレを感じてもすぐ反応しない
・自分は何を伝えたいのか一度整理する
・相手がどう受け取っているか考える
・早い返信と良い返信は同じではない
・自分の正解をすぐ出さない
・まず相手の考えを聞く
・「なぜそう思うのか」を知る
・経験を押しつけすぎない
・本人が考える時間を残す
・聞くことと全部任せることを混同しない
・必要なルールは経営者として決める
・スタッフさんにも家族にも一人の人として向き合う
・仕事で学んだことを家庭へ無理に持ち込まない
・休日をすべて経営の学びへ変換しない
・家族と話す普通の時間を大切にする
・趣味の時間を残す
・仕事だけが人生にならないようにする
・年商や規模を伸ばす目的を忘れない
・今ある幸せにも気づく
8月25は、大きな経営判断をした日ではありませんでした。キャンプから帰り、娘の将来の夢を聞いて、一緒に笑いながらお酒を飲んだ普通の休日です。でも、こういう時間を残しながら仕事も続けていける人生を作りたい。年商1億円を目指すことも、そのための一つの手段なのだと思っています。



経営者として成長するなら、休日にも仕事のことを考えたり勉強したりした方がいいのではないでしょうか?



そういう休日があってもいいと思います。
でも全部の時間を経営につなげなくてもいいとも思っています。
この日は、娘の夢を聞きながら飲んだ酒がうまかった。それだけでも十分に残しておきたい一日でした。



未来の会社だけでなく、未来に残したい生活も少し見えた休日だったんですね。
こういう日も経営ログに残しておく意味がありそうです。
