「やらされる仕事」と「自分からやる仕事」は、同じ仕事でも質が変わる

トラ吉

2連休の初日なら、仕事をせずにしっかり休んだ方がいいのではないでしょうか?
休みの日までLPを作ったら、結局ずっと仕事になりませんか?

タカシナ カク

私も「休みだから仕事をしなければいけない」とは思っていません。
でも9月8は、停滞していたLPへ自分から向き合いたいと思いました。
そして自分の状態を整えてから始めたら、驚くくらい仕事が進みました。

うさ美

「休みなのに働いた」という話より、自分でやろうと思って向き合ったことが大切だったんですね。
今回は、仕事へ向き合う自分の状態について考えた一日です。

2026年9月8は、2連休の初日でした。前日の9月7は休み前日として自分の生活のことも考えていましたが、この日は完全に仕事を忘れて休むというより、午前中から少し停滞していたクライアントさんのLP(サービスや求人などを1ページで紹介するホームページ、ランディングページの略)制作へ向き合ってみることにしました。

ただし、LPを開いていきなり作業に入るのではなく、まず「今の自分は、良い仕事ができる状態なのか」を意識しました。そのうえで、自分の中で「今ならいい状態で向き合えそうだ」という感覚を持ってから制作へ入りました。そこから先は、停滞していた頃と比べて驚くほど作業が進み、「これなら良いものができそうだ」という手応えも感じました。

この日の経験から私は、同じ仕事でも「やらされている」と感じながら向き合うのと、「自分からやろう」と思って向き合うのとでは、気持ちの入り方も進み方も違うのだと感じました。そしてそれは、美容室で目の前のお客様と向き合うときにも通じるところがあるように思いました。

同じ仕事でも、「やらされている」と思いながら向き合うのか、「今日はこれをやろう」と自分で選んで向き合うのかで、気持ちも手応えも違いました。9月8は、仕事の内容だけではなく、仕事をする自分の状態も大切なのだと感じた一日でした。

目次

2連休初日、停滞していたLP制作へ向き合った

少し止まっていたクライアントLP

あるクライアントさんの美容室オーナーさん向けに、私はLPの制作を進めていました。ここ数週間、この制作は自分の中で少し停滞していました。ただし、クライアントさんとの関係が悪くなった、修正依頼が多かった、制作に飽きていた、といった外向きの理由があったわけではありません。単純に、自分の中で作業が前へ進みきれていなかった、というのが正直なところです。

2連休初日という日を、まるごと休むために使うこともできました。ただ私は9月8の朝、その停滞していたLPのことが頭にあり、「今日はここへ向き合ってみたい」と自分から思いました。

作業より、自分の状態を先に整える

そのときに大切にしたのは、LPを開いていきなり手を動かすのではなく、まず自分が良い仕事をしやすい状態かを確認することでした。気持ちが乗っていないまま無理やり作業を始めても、たぶん停滞していたときと同じ結果になる、という感覚があったからです。

具体的に何をして自分を整えたかは、この記事に細かく書けるほど自分でも意識できていません。ただ、「今なら向き合えそうだ」という感覚を持ててから制作へ入る、という順番だけは意識しました。

同じ仕事なのに、進み方が全然違った

作業が進み始めた

「今ならできそう」という感覚を持ってからLPへ向き合うと、それまで止まっていたのが不思議なくらい、作業が進み始めました。文章を書く手も、構成を考える頭も、停滞していたときと比べてかなり動いてくれました。

ここは自分でも意外なほどでした。仕事内容は同じLP制作です。使っているツールも変わっていません。それでも、向き合う自分の状態が変わるだけで、進み方がここまで違うのかと感じました。

良いものができそうという手応え

作業が進むうちに、「これなら良いものができそうだ」という手応えのようなものも出てきました。ただし、9月8の時点でLPが完成したわけではありません。ここで「LPが完成した」「クライアントさんに納品した」「クライアントさんから高評価をいただいた」といった話をするつもりはありません。あくまで制作が進んで、自分の中で納得できる方向へ向かっている感覚があった、というところです。

同じ自分が、同じ仕事をしているのに、向き合うときの状態が違うだけで、ここまで進み方や手応えが変わるのかと思いました。

トラ吉

仕事なら、気分が乗っていなくても手を動かし始めた方がいいのではないでしょうか?

タカシナ カク

もちろん、気分に関係なくやらなければいけない仕事もあります。
でも今回私は、自分がいい状態で向き合えたときの方が、考えることも作ることも明らかに進めやすいと感じました。

「やらされている」と「やろうとしている」は違う

「やらなきゃ」で向き合う仕事

今回LP制作をしていて、私が特に感じたのは、「やらされている仕事」と「自分からやろうとしている仕事」では、気持ちの入り方が全く違うということです。同じ仕事でも「やらなきゃ」「終わらせなきゃ」「仕事だから仕方ない」という状態で向き合うと、頭のどこかがずっと重たい感じがあります。

作業自体は進めることができても、細かい部分をもう一歩考えるとか、別の見せ方を試してみるとか、そういうところへ意識が向きにくくなります。

「これを作りたい」で向き合う仕事

一方で、「これを作りたい」「もっと良くしたい」「この経験を役立てたい」と思って向き合うと、同じ画面を見ていても、頭の中で動く言葉や案の量が変わってきます。ちょっと立ち止まってやり直す気力も、自然と出てきます。

仕事内容そのものが同じでも、向き合う姿勢が違うと、作業の質も、考える深さも、変わってくるように感じました。

気持ちの入り方と手応え

ここは、「モチベーションが低ければ仕事をしなくていい」という話ではありません。仕事なので、気分が乗らない日にも、やらなければいけないことはあります。プロとして、一定の品質を出す責任は当然あります。

そのうえで、特に文章・デザイン・提案・接客のように、その人自身の考えや感覚が品質へ影響する仕事では、自分の状態を無視しない方が結果的にいい仕事へ近づきやすい、という実感が9月8にはありました。

仕事の内容が同じでも、「やらなければ」と向き合うのか、「やりたい」と自分から向き合うのかで、気持ちの入り方はかなり違うのだと感じました。

美容室でも「どんな状態でお客様に向き合うか」は大切

お客様からすればこちらの事情は関係ない

この気づきを、そのまま美容室の仕事にも重ねて考えました。私は美容師として、毎日お客様へサービスを提供しています。お客様からすると、その日の私が疲れているか、いろいろな考えごとを抱えているかは、本来関係のない話です。

お客様は、時間を作り、料金を払って、その時間を楽しみに来てくださっています。だからこそ、こちら側の気分がどうであれ、一定の品質を保つことは大前提だと思っています。

技術だけでなく向き合う状態

そのうえで、施術する自分自身がどんな状態でお客様の前に立っているかも、仕上がりや会話のしやすさに少なからず影響する場面はあると感じます。同じ技術を持っていても、目の前の一人へ意識が向いている状態と、頭の中が別のことでいっぱいの状態では、細かな判断が少し変わってきます。

美容室でも、技術やマニュアルだけではなく、施術する自分自身がどんな状態でお客様へ向き合っているかは、サービスの質に少なからず影響するのではないかと思いました。

ただし、「機嫌が悪い美容師は必ず下手になる」というような、断定的な話をしたいわけではありません。あくまで、自分自身の実感として、状態は無視できない要素だと感じている、というくらいの温度感です。

良い状態で働ける環境も考えたい

ここは、経営者として少し視点を広げた話です。自分自身が「いい状態の方が仕事をしやすい」と感じるなら、スタッフさんについても同じ可能性があります。だから経営者としては、スタッフさんへ「もっと頑張って」と言うだけではなく、その人が目の前のお客様へ集中しやすい環境になっているか、という視点も持っておきたいと感じました。

例えば、無理な掛け持ちが常態化していないか、時間に追われすぎていないか、役割が曖昧になっていないか。ここは9月8に何か新しい制度を決めたわけではなく、最近の経営ログとのつながりとして頭に置いておきたい視点です。

トラ吉

でもスタッフさんまで「いい状態」になるのを待っていたら、仕事にならないですよね?

タカシナ カク

そこは本人自身が整える部分もあると思います。
ただ、会社の仕組みが原因でいつも余裕がなくなるなら、そこは経営者が見る必要があります。
本人の自己管理と、会社の環境づくりは分けて考えたいです。

【自店に置き換えて考える:自分とスタッフさんの状態】

◆自分の状態
・仕事が進まないとき、量だけ増やしていませんか?
・そのとき自分はどんな状態でしょうか?
・良い仕事をしやすい状態を、自分で把握できていますか?

◆スタッフさん
・「もっと頑張って」だけになっていませんか?
・お客様へ集中しやすい環境になっていますか?
・会社側が改善できる負担はありませんか?

本人が自分を整えることと、会社が働きやすい環境を作ることは別です。どちらか一方だけで解決する話ではないと思っています。

仕事が進むと、「自分はやっぱり仕事が好きなんだ」と思った

休みの日でも作りたいと思える仕事

ここからは少し人間的な振り返りです。9月8は2連休の初日で、本来なら一日中何もしなくてもいい時間でもありました。それでも私は、停滞していたLP制作へ向き合いました。そして作業が進んでくると、単純に楽しかった、というのが正直な気持ちです。

ここから私は、「自分はやっぱり仕事そのものが好きなのかもしれない」と改めて感じました。ただし、「休みの日も働く自分は偉い」という話にはしたくありません。休みたいときに休まないのは、また別の問題です。あくまで、何かを考えて、作って、少しずつ形になっていくことが自分は好きなのだ、という自己理解として書いています。

経験が誰かの役に立つのが嬉しい

今回のLP制作は、単にデザインを組むだけの作業ではありません。これまで自分自身が美容室経営で経験してきたこと、求人について悩んできたこと、スタッフさんとの働き方を考えてきたことが、クライアントさんの求人LPの内容にもつながっています。

自分がしてきた経験が、別の美容室オーナーさんの役に立つかもしれない。そのこと自体が、自分にとっては素直に嬉しいことでした。ここで「実際に役立ったことが証明された」と書くつもりはありません。あくまで自分自身が、人に役立てることへ喜びを感じているという自己分析です。

承認欲求も自分の一部

ここは綺麗にしすぎず正直に書いておきたいのですが、その背景には、単純な「人のためになりたい」という気持ちだけではなく、自分自身の承認欲求のようなものもあるのだと思っています。ありがとうと言われることが嬉しい、自分の経験を必要としてもらえることが嬉しい、という気持ちの中には、「自分を必要としてほしい」という部分も含まれています。

それを悪いものとして否定するつもりはありません。かと言って、「承認欲求が強いから仕事をしている」と決めつけるつもりもありません。

誰かの役に立てることが嬉しいのは、純粋な貢献だけではなく、「自分を必要としてほしい」という気持ちも少しあるのだと思います。そこまで含めて、今の自分なのだと思っています。

週2日ほど時間ができてきた今、何に使うか

現場から離れられる時間が少し増えた

以前の私は、店に立つ時間そのものが多く、経営者として未来のことを考える時間をなかなか持てないこともありました。ここ最近は、以前と比べて、週2日程度は営業現場から離れられる時間を持てるようになってきました。

ただし「週2日は完全に仕事ゼロ」という意味ではありません。連絡を返したり、頭の中で経営のことを考えたりする時間は、休みの日でも当然あります。あくまで、店の現場に立ちっぱなしではない日を、少しずつ持てるようになってきた、というニュアンスです。

時間ができただけでは何も変わらない

その空いた時間を、どう使うのかは自分次第です。休みたい日には休む。家族と過ごしたい日にはそちらへ使う。遊びたい日には遊ぶ。学びたい日には学ぶ。未来の仕事を作る日にはそこへ使う。この日の私は、その時間の一部を、クライアントLPという未来につながる仕事へ使いました。

  • 休養に使う日
  • 家族と過ごす日
  • 遊びや趣味に使う日
  • 学びや情報整理に使う日
  • 未来につながる仕事へ使う日

時間ができれば、自動的に未来が変わるわけではありません。休むのも、遊ぶのも、学ぶのも、新しい仕事を作るのも自分次第。少し自由な時間が増えてきた今だからこそ、その時間を何に使うかを自分で選びたいと思いました。

「休みも働く」ではなく、自分で選べる状態にしたい

仕事をしたい日は仕事をする

今回2連休初日にLP制作をしたからといって、「休みの日も仕事をするべき」という結論にするつもりはありません。疲れていれば休む。家族との予定があればそちらへ使う。遊びたい日には遊ぶ。それが土台としてあります。

そのうえで、自分自身が「今日はこれをやりたい」と思ったなら、休日という理由だけでその気持ちを止める必要もない、というのが今の私の考えです。

やらされるのではなく自分で選ぶ

9月8のLP制作で感じた「やらされている仕事」と「自分からやろうとしている仕事」の違いは、実は休日の使い方にもつながっているように思います。「休みだから休まなければいけない」でもなく、「経営者だから休みも働かなければいけない」でもない。今日は作りたいから作る。今日は休みたいから休む。その選択ができる状態を、少しずつ作っていきたいと思いました。

【自店に置き換えて考える:時間の使い方】

◆時間ができたとき
・何に使いたいか、自分で決められていますか?
・休む時間と、未来を作る時間の両方を持てていますか?
・「暇だから仕事」「休みだから何もしない」と決めつけていませんか?

◆休みの選び方
・疲れているときに休みを取れていますか?
・家族との時間を守れていますか?
・「休むか働くか」を自分で選べる状態でしょうか?

トラ吉

結局、仕事が好きなら休みの日も仕事をした方がいいということですか?

タカシナ カク

そうではありません。
休みたい日は休めばいいし、家族や遊びに使う日も必要です。
ただ私は、「今日はこれをやりたい」と思った仕事なら、休日かどうかではなく自分で選べるようになりたいと思っています。

うさ美

仕事を増やしたいのではなく、自分の時間を自分で選べるようになってきたことが大きいんですね。
その時間の使い方も、これからの経営ログに残っていきそうです。

未来の自分へ。「状態」と「選び方」を残しておく

9月8には、大きな制度変更や、価格改定、投資判断などをしたわけではありません。それでも、今後の自分の働き方に関係しそうな、小さな気づきがあった一日でした。良い仕事をするために、自分の状態も見る。やらされるのではなく、自分で選んで仕事へ向き合う。自由な時間ができたら、その使い方も自分で選ぶ。この3つを、未来の自分へ残しておきたいと思います。

【未来の自分への経営メモ】

・進まないときに、作業量だけ増やそうとしない
・一度、自分の状態を見る
・「やらなきゃ」だけで向き合っていないか確認する
・自分にとっての「良い状態」とは何かを知っておく
・仕事内容だけでなく、向き合う状態も見る
・気分が乗らないから仕事をしなくていい、ではない
・プロとして一定の品質は必要
・そのうえで良い状態を作れるなら作る
・美容室では、目の前のお客様に集中できる環境を考える
・スタッフさん本人が整える部分もある
・会社が整える部分もある
・両者を混同しない
・自分は仕事が好きなのだと思う
・作る、考える、改善することが好き
・経験が人の役に立つことが嬉しい
・そこには承認欲求もあることを否定しない
・週2日程度、現場から離れる時間ができてきた
・時間ができただけでは未来は変わらない
・休む時間に使ってもいい
・家族との時間に使ってもいい
・遊んでもいい
・未来につながる仕事へ使ってもいい
・その日の使い方を自分で選ぶ
・「休みだから休まなければ」も「経営者だから働かなければ」も決めつけない
・自分で選べる働き方を作る

9月8は、2連休初日に停滞していたLP制作へ向き合った日でした。仕事が進んだこと以上に、「どんな状態で仕事へ向き合うか」で自分の手応えが大きく変わったことが印象に残っています。少し自由な時間が増えてきた今、その時間を何に使うかも含めて、自分で選べる働き方を作っていきたいです。

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